6月30日に「キャッシュレス・ポイント還元事業」が終了しました。
この事業に続き、9月1日から「マイナポイント事業」がスタートします。
今回はこの「マイナポイント」について、まとめます。
マイナポイントとは?
「マイナポイント」は、消費の活性化やキャッシュレス化の基盤構築、そしてマイナンバーカードの普及を目的としています。
マイナンバーカードと自分で選んだキャッシュレス決済サービス1つを紐づけし、指定期間内にチャージや買い物をすると、前払い(チャージ)や商品購入額の25%のポイントがもらえます。
最大還元金額は5,000円となっています。つまりは、20,000円までのチャージや商品購入分が還元の上限ということです。
ポイントは、
①利用額の25%分がマイナポイントとしてもらえる
②マイナポイントの獲得上限は5,000円まで
これを踏まえると、指定期間内に2万円以上使うキャッシュレス決済サービスを1つ選んで、マイナンバーカードと紐づけをすることで、最大還元金額の5,000円がもらえちゃうってことですね。
私は、キャッシュレス決済サービスに「WAON」を選びました。理由は後ほど。
1人あたり最大還元5,000円となるので、家族の分も行えばさらにお得!…これは絶対に見逃せないですよ!
マイナポイントの期間は?
2020年9月1日 ~ 2021年3月31日
この期間内に、自分で選んだキャッシュレス決済サービスにチャージや商品購入を行うと、利用額の25%のマイナポイントが付与されるということです。
マイナポイントの期間が半年間延長されました。
2021年3月末までにマイナンバーカードを申請した方はマイナポイントの対象になり、カード受取後マイナポイントの申込をして、2021年9月末までにチャージや買い物をすることで、ポイントを受け取ることができます。
まだマイナンバーカードを持っていない方も、これから申請すればマイナポイントに間に合います。
またマイナンバーカードをすでに持っている方も、期間延長の対象になりますので、マイナポイントの申込を行うことができますよ。
付与率25%、上限5000円分のポイントは見逃せません。
(2021年3月16日更新)
マイナポイントをもらうためにはどうすればよいの?
①マイナンバーカードを取得
⇓
②マイナポイントを予約
⇓
③マイナポイントを申込み
①マイナンバーカードを取得
まず、マイナポイントをもらうためには、マイナンバーカードの取得が必要です。
マイナンバーカードをまだ持っていない方は、マイナンバーカードの申請からスタートになります。
マイナンバーカードの申請は、オンライン(スマホやPC)、郵便、街中の証明写真機からでも簡単にできますが、交付までに1カ月以上かかります。マイナポイントの利用を考えている方は早めに申請することをおすすめします。
参考までに、私はスマホから申請を行いました。スマホのカメラで顔写真を撮影し、申請手続きを行うので楽ですし、簡単です。
申請を行った約1ヵ月後(今は2カ月近くかかる場合も)に、市区町村から「交付通知書」が届きます。
マイナンバーカードの受け取りには、本人確認が必要なため、交付通知書、マイナンバー通知カード、本人確認書類をもって、役所に行く必要があります。
②マイナポイントを予約
マイナポイントの予約というのは、マイキーID(本人認証キー)を設定するということです。マイナポイントの予約は、スマホやPCからできます。
マイポイントの予約時には、マイナンバーカードの他に、マイナンバーカードの交付時に設定した数字4桁の暗証番号、決済サービスのID/セキュリティコードが必要です。
予約手順は専用サイトでわかりやすく書いてあるので、こちらをご覧ください。
※マイナポイント予約者数が予算上限に達した場合(4,000万人ほど)は、マイナポイントの予約を締め切る可能性があるとしているので、マイナポイントの利用を考えている人は、「マイナポイントの予約」までは、なるべく早めに済ませておくと良いでしょう。
③マイナポイントを申込み
マイナポイントの申込みというのは、ポイント付与を希望する決済サービスを選ぶということです。
2020年7月1日より、申込がスタートしました。
登録できるキャッシュレス決済サービスは1つだけで、申し込み後に変更はできません。
申込手順も専用サイトにわかりやすく書いてあるので、こちらをご覧ください。
WAONへの紐づけは「WAONマイナポイント申込アプリ」がおすすめ
登録するキャッシュレス決済サービスを「WAON」にしようと考えている方には、「WAONマイナポイント申込アプリ」をおすすめします。私もこの方法で申し込みをしましたよ。
「WAONマイナポイント申込アプリ」をインストールすると、番号入力等の手間がなくスマホにかざすだけで読み込み、申し込みができるのでとても簡単です。
こちらを利用する場合も、「マイナポイントアプリ」のインストールは必要になるため、2つのアプリをインストールするのは面倒だという方は、「マイナポイントアプリ」のみをインストールし、番号入力等済ませれば申込できます。
詳しくは、〈マイナポイント事業〉WAONマイナポイント申込アプリをご覧ください。
「マイナポイント」対象のキャッシュレス決済サービス
すべてのキャッシュレス決済サービスで「マイナポイント」が対象というわけではありません。
WAONやnanacoのような電子マネーから、PayPay、LINE PayなどのQRコード、楽天カードやdカードなどのクレジットカードやデビットカードなど、さまざまなキャッシュレス決済サービスがマイナポイント対象として発表されています。(以下、マイナポイント特設サイトより参照)
詳しくは、マイナポイント特設サイト「対象となるキャッシュレス決済サービス検索」をご覧ください。
私は、メインカードでJALカードを利用しているのですが、今回JALカードはマイナポイント対象外。
JALカードに紐付けしたかった・・・。というのが率直な意見ですが、WAONの還元率はとても良いですし、普段から利用していて使い勝手もわかっているので、結果オーライです。
申込みの受付やポイントの付与を終了する決済サービスが発表されていますので、ご注意ください。
以下、3月15日に発表された決済サービスです。詳しくは、こちら。
(2020年3月16日更新)
登録するキャッシュレス決済サービスの選び方
先ほど述べたように、登録できるキャッシュレス決済サービスは1つだけです。そして、申込をすると変更はできません。ここで、何を基準にして選ぶべきなのか考えてみます。
還元率25%を超えるものがある?
決済事業者によって、25%のマイナポイント還元に、独自のポイントを上乗せするキャンペーンを行っているものがあります。
例えば、私も登録した「WAON」では、マイナポイントの5,000円とは別に2,000WAON(2,000円)が上乗せされて、最大7,000円が還元されます。
わかりやすく言うと、期間内に2万円のチャージをすると7,000円(分のポイント)がもらえるということです。
その他にも、
Suicaでは、JRE POINT1,000ポイント(1,000円)
nanacoでは、500nanacoポイント(500円)
d払い・dカードでは、dポイント500ポイント(500円)
PayPayでは、還元の上乗せはありませんが8月31日までにマイナポイント連携を済ませた人を対象にポイントが当たる抽選を実施。
などがあります。
このような決算事業者を選べば、5,000円を超えるメリットが得られます。まだこれから発表されるものもあると思うので、より高い還元率を狙う方は、じっくり選んでもよいかもしれないですね。
そもそも「マイナポイント」って何に使えるポイントなのか?
「マイナポイント」といっていますが、実際にこのようなポイントはありません。
キャッシュレス決済で還元されるのは、WAON(電子マネー)やdポイント、楽天ポイントなどで、新たなポイントとして「マイナポイント」をどこでどうやって使うのかを調べる必要はありません。
ただし注意点は、ポイントが還元されるのか、残高なのか、有効期限があるのか、ないのか、受け取りは自動なのか、自ら行う必要があるのかなど、決算事業者によって「マイナポイント」の扱いが異なるため、しっかりと把握することが重要です。各サイトに詳細は載っていますので、チェックしてみてください。
参考までに、「WAON」では・・・
期間中に
マイナポイントWAONは累計最大5,000WAON
WAON特典は累計最大2,000WAON
が付与され、WAONステーションなどで受け取りが必要です。(10月末以降)
WAON(電子マネー)受取り期間に有効期限はありません。
詳しくは、こちら。
クレジットカードの家族カードは登録できないが、ポイント付与される?
マイナポイントでは、家族カードの登録は対象外となります。
しかし、本会員がマイナポイントに登録したカードに家族カードがあり、そのカードで支払いがあった場合、家族カードの利用分もマイナポイント対象となります。
例えば、楽天カードを登録し、私(本会員)が5,000円利用し、家族が15,000円利用したとすると、合計2万円になり、私に5,000円分の楽天ポイントが付与されるということになります。
私がおすすめるキャッシュレス決済サービスの選び方
結局のところ、何を基準で選んだら良いかというと、還元率が高いところがベストではありますが、利用したことがある、使い慣れているキャッシュレス決済が一番良いと思います。
なぜなら、上限の5000円分の還元を受けるには、期間中2万円の支払いが必要になりますし、先ほど述べた通り決算事業者ごとにマイナポイントの取扱いが異なるためです。
そして、一人ひとつのキャッシュレス決済を紐づけできますので、家族と相談してうまく振り分けるのも良い手だと思います。
私がキャッシュレス決済サービスに「WAON」を選んだ理由
私が「WAON」を選んだ理由は、WAON特典が良いこと、普段から利用していることにありますが、「JMB WAON」がマイナポイント事業の対象であることが決め手でした。
「JMB WAON」は、JALカードからのチャージでJALマイルを貯めることができ、支払い時には200円につき1マイルが獲得できるものです。
(先ほど述べた通り、私はメインカードとしてJALカードを利用し、JALマイルを貯めています。)
「JMB WAON」をマイナポイントに連携しても、5,000マイル+2,000マイル(WAON特典分)となるわけではなく、あくまでWAON(電子マネー)が還元されます。マイルであったら尚うれしかった…(笑)
それでも、JALカード(ショッピング・プレミアム登録済み)からのチャージで1%のマイル、支払い時に0.5%(200円につき1マイル)のマイルが得られるので、7,000円(7,000WAON)にプラスして1.5%のマイルとなり、還元率がとても高いのです。
7,000円分のWAONは普段の買い物に利用して、その他にせっせとマイルを貯めようと思います。興味がある人は是非チェックしてみてください。お勧めです!
おわりに
25%還元の「マイナポイント」をまとめてみました。
期間も上限もありますが、25%の還元はとてもお得ですね。
「マイナポイント」の利用を考えている人は、まずはマイナンバーカードの用意を!そして、「マイナポイントの予約」までは早めに済ませましょう。
少しでも得をして、ちょっとした贅沢がしたいですね。
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