バレエダンサーなどの芸術家、バレエ教室や音楽教室などの指導者・経営者が利用できる、給付金・助成金・補助金のまとめ

バレエダンサーなどの芸術家、バレエ教室や音楽教室などの指導者・経営者が利用できる、給付金・助成金・補助金のまとめ新型コロナ対策

緊急事態宣言が解除され、「ウィズ・コロナ」の新時代が始まりました。
東京都では、6月1日より事業者への休業要請の緩和を示した「ロードマップ」が「ステップ2」へ移行します。ステップ2では、劇場の営業が再開されますので、公演や発表会の開催も可能になりますね。
ここで、バレエダンサーをはじめとする芸術家、バレエ教室やピアノ教室、音楽教室等の指導者・経営者が利用できる、給付金・助成金・補助金をまとめてみます。

しまさん
しまさん

今回は第2次補正予算案で新設されるものも加え、6月1日現在の情報でまとめます。日々情報は更新されますので、ご自身でも確認をお願いします。


給付金・助成金・補助金のまとめ

  • 特別定額給付金
  • 持続化給付金
  • 家賃支援給付金
  • 生産性革命推進事業
    「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」+「事業再開支援」
  • 文化芸術・スポーツ活動への緊急総合支援
  • 感染拡大防止協力金(東京都)


第2次補正予算案で新たに創設されたものが多いかもしれません。
ひとつひとつ見てみましょう。

特別定額給付金

まずは、全国民一律給付、10万円の「特別定額給付金」です。
多くの自治体で申請が始まっていますので、ご自身がお住まいの自治体のホームページなどをご確認ください。

総務省「特別定額給付金」



持続化給付金

もう既に申請済みの方もいらっしゃると思いますが、「持続化給付金」は2兆3176億円の予算から第2次補正予算案により、1兆9400億円がさらに計上されました。
当初、事業所得がある人が対象者となっていましたが、雑所得や給与所得で確定申告をしている人も収入の実態が把握できる書類を揃えれば給付対象となりました。

経済産業省「持続化給付金」

持続化給付金 申請をする



持続化給付金について詳しく知りたい場合は、これらの記事をご確認ください。



家賃支援給付金

第2次補正予算案に盛り込まれた「家賃支援給付金」は家賃支払いが困難な事業者の家賃を国が補助するものです。

【対象者】
今年5~12月において、売上が前年同月に比べ50%以上減ったか、連続した3ヶ月平均が30%以上減少した事業者。

【給付額】
個人事業主:賃料の2/3(25万円が上限)を6か月分。複数店舗を所有する場合は、最大50万円まで引き上げ。

中堅・中小企業:賃料の2/3(50万円が上限)を6か月分。複数店舗を所有する場合は、最大100万円まで引き上げ。

申請の受付は6月下旬、給付がスタートするのは7月以降という見通しです。
それでも、家賃の2/3を6ヵ月というのは大変助かる給付金ではないでしょうか。バレエ教室を主宰されている方などは特に、利用すると良いと思います。

経産省 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への「支援策パンフレット」より




生産性革命推進事業

新型コロナウイルス感染症の影響を乗りこえるために前向きな投資を行う事業を支援するというものです。この「生産性革命推進事業」のなかには、「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」が含まれます。さらに補助金に上乗せという形で、「事業再開支援」も追加されました。

経産省 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への「支援策パンフレット」より


これから取り上げるのは、「小規模事業者持続化補助金(特別枠・コロナ特別対応型)」「IT導入補助金 特別枠(C類型)」になります。
これらは、新型コロナウイルス感染症対策のための特別枠になり、どちらも【特別枠の申請要件】(つまりは、申請のための条件)が適用されます。(下記資料参考)

経産省 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への「支援策パンフレット」より



小規模事業者持続化補助金(特別枠・コロナ特別対応型)

新型コロナウイルス感染症対策の設備投資を行うことで、その投資額に対して補助金を受けることができます。「コロナ特別対応型」ですと、補助額の上限が100万円、補助率も3/4に引き上げられたものもあります。
例えば、オンラインレッスンを始めたバレエ教室やダンサーが、設備投資を行った場合は、「類型B:非対面ビジネスモデルへの転換」として補助率3/4、上限100万円となります。


応募の詳細は、下記サイトよりご確認ください。

日本商工会議所

全国商工会連合会

経産省 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への「支援策パンフレット」より


IT導入補助金 特別枠(C類型)

ITツール導入を支援するための補助金で、こちらも新型コロナウイルス感染症対策のための特別枠が設けられました。補助額は30~450万円となっていて、補助率も2/3から3/4に拡充されています。
先ほどの例の、バレエ教室やダンサーがオンラインレッスンを始めた場合も対象になるでしょう。「特別枠」の場合は、PCやタブレット等のレンタル費用も補助対象(購入は対象外)となり、さらに公募前に購入したITツールでも補助金の対象になるものもあります。

詳しくは、下記のサイトよりご確認ください。

一般財団法人 サービスデザイン推進協議会

経産省 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への「支援策パンフレット」より



事業再開支援

業種別ガイドライン等に基づく感染防止対策費として、消毒や換気設備の設置などの取り組みを支援するものです。

この「事業再開支援」というのは、上限50万円になりますが、単体で利用するものではなく、上記で紹介した「小規模事業者持続化補助金(特別枠・コロナ特別対応型)」に上乗せする形になります。(「小規模事業者持続化補助金(通常枠)」「ものづくり助成金(特別枠)」にも適用されます。)「IT導入補助金」には適用されませんのでご注意ください。

経産省 新型コロナウイルス感染症で影響を受ける事業者への「支援策パンフレット」より



文化芸術・スポーツ活動への緊急総合支援

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により舞台芸術とうの活動自粛を余儀なくされた芸術関係団体やフリーランス等(プロの実演家、技術スタッフ等)に対しての活動継続・技術向上等を支援するものです。

バレエダンサーもここに該当すると思いますが、練習のための稽古場の確保や技術向上のための研修資料等の購入などが支援の対象です。フリーランス・個人の場合は、20万程度となっていて、より積極的な取り組みを行う場合は150万円まで支援額を増やすことができるようになります。


詳細は追って発表されると思いますので、文化庁のホームページをご覧ください。

文化庁

文化庁「令和2年度補正予算案等における文化芸術関係者への支援(令和2年度2次補正予算案閣議決定後)」より


感染拡大防止協力金(東京都)

感染拡大防止協力金とは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、都からの要請や協力依頼に応じて、施設の利用停止、営業時間の短縮及び休業等、全面的に協力する中小企業、個人事業主に対して、協力金50万円(2事業所以上で100万円)が支給されるものです。
緊急事態宣言が5月末まで延長されたため、第2回】感染症拡大防止協力金も追加支援とし決定しました。

【対象者・条件】
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、都からの要請や協力依頼に全面的に協力する中小企業、個人事業主

【支給額】
第1回、第2回とも、50万円(2事業所以上で100万円)

【対象期間】※この期間内に都の要請に応じ、休業等を行っていること
第1回:2020年4月16日~5月6日

第2回:2020年5月7日~5月25日

【申請受付期間】
第1回:2020年4月22日~6月15日

第2回:2020年6月17日~7月17日
※第2回の受付要項の公表、Web申請サイト(第2回専用)の立ち上げも6月17日予定

【参考情報】
東京都感染拡大防止協力金 「申請受付要項」


おわりに

6月1日現在の情報で、バレエダンサーをはじめとする芸術家、バレエ教室等の指導者・経営者が利用できそうな助成金・給付金・補助金をまとめました。第二次補正予算案で新たに設立されるものもありました。
是非該当するものをチェックして申請を行ってください。

  • 特別定額給付金
  • 持続化給付金
  • 家賃支援給付金
  • 生産性革命推進事業
    「小規模事業者持続化補助金」「IT導入補助金」+「事業再開支援」
  • 文化芸術・スポーツ活動への緊急総合支援
  • 感染拡大防止協力金(東京都)


自分でやるのは難しいかもと思った方は税理士などに相談するのも良いと思います。税理士を探している方は、税理士.comなどを利用すると良いのではないでしょうか。


まとめ記事として参考になれば幸いです。
「ウィズ・コロナ」、頑張りましょう。

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