多くの方がネット銀行や、ネット証券を利用していると思いますが、私もそのひとりです。
最近「ネット銀行っていいの?」「楽天銀行使ってる?」「メリットって何?」と友人からも質問を受けます。
多くの銀行がある中で、今回は楽天銀行と楽天証券について、お話しします。
実際に私も楽天銀行・楽天証券のユーザーなので、ユーザー目線で解説しますね。
銀行口座と証券口座
ほとんどの方が、「銀行口座」は持っていると思いますが、「証券口座」は持っていないという方もいるのではないでしょうか?
「銀行口座」と「証券口座」の違いは何でしょうか?
「銀行口座」というと、公共料金やクジットカード代金の自動引き落とし、給与の振り込みといった決済用の口座として、「普通預金口座」を多くの人が利用していますね。そして、当面使わないお金や、貯金のために「定期預金口座」を持っているという人も多いと思います。
一方、「証券口座」というのは、簡単にいうと資産運用(投資など)を始める時に必要な口座です。「証券口座」では、証券会社を通して株式や投資信託、ETF等を購入したり預けておくことができるものです。
「証券口座」が「銀行口座」と異なるのは、
①振込や公共料金・クレジットカード代金の自動引き落としなどには対応していない
②現金の預け入れや払い戻しは可能だが、出し入れをする際には、「証券口座」を開設する時に指定した「銀行口座」を通じて行う必要がある
という点があげられます。
「証券口座」は、お金を増やすため(資産運用)に必要な口座というイメージです。
ですので、資産運用には興味がない、投資はしない、という方には必要がないものになります。
しかし!「ネット銀行口座」を開設している方や開設予定の方は、「ネット証券口座」も開設すると受けられる特典などもあるので、ネット証券口座の開設を検討しても良いと思います。(口座開設や管理・維持費用は無料ですので!)
詳しくは後ほど・・・
ネット銀行のメリット
ネット銀行というと思いつくものはどれくらいあるでしょうか?
主なネット銀行は、住信SBIネット銀行、楽天銀行、ソニー銀行、GMOあおぞらネット銀行、ジャパンネット銀行、auじぶん銀行、イオン銀行などがあげられます。
それぞれ、手数料が安い、預金金利が高いなどネット銀行ならではのメリットは多くあります。その他にポイントが溜まったり、証券口座との連携性が高かったりといったメリットが挙げられます。
多くのネット銀行がある中で、「どこのネット銀行口座を開設するのか」というのは悩む点ですよね。
私も悩みましたが、今現在1番利用しているのは「楽天銀行」です。
なぜ「楽天銀行」なのか?
理由は一つではないのですが、①ATM手数料0円(最大月7回) ②他行宛振込手数料0円(最大月3回)③マネーブリッジをすれば金利が0.10%となる ④ハッピープログラムを通じて楽天ポイントやレベルが付与される ⑤楽天ポイントで投資もできる ⑥アプリやサイトが見やすい
などが挙げられます。
私は「楽天銀行」口座開設時に、「楽天証券」も口座開設しています。
③マネーブリッジをして金利が0.10%になる、⑤楽天ポイントで投資をする、これらの特典を受けるためには、「楽天銀行」と同時に「楽天証券」の口座開設も必要になります。
「楽天銀行」「楽天証券」、どちらも口座開設料、口座管理料・維持費用は無料なので、証券口座の利用予定はないという方も、とりあえず証券口座を開設しておくというのがおすすめです。
ATM手数料0円、コンビニATM・ゆうちょ銀行ATMも利用できる
私は基本的にキャッシュレス生活をしている為、持ち歩く現金は最小限です。
ですが、急に現金が必要な時ってありますよね。少なくはなっていますが、「支払いは現金のみ」というお店もありますね。
急に現金が必要なときでも、
楽天銀行は、全国にあるさまざまなATMからお金を下ろすことができます。
ATMを使うときに気になるのは、ATMの手数料です。
数百円とはいえ、マイナス金利の今の時代、手数料を払うのが一番勿体ないと私は思っています。
楽天銀行では、ハッピープログラムの会員ステージごとにATM手数料が無料になる回数が変わってきます。
このハッピープログラムとは、楽天銀行を利用している人向けの優遇サービスのことです。
楽天会員情報と楽天銀行の口座情報を連携させる「楽天会員リンク登録(無料)」の手続きを行うとエントリーも完了になります。
口座開設後に1度エントリーすれば、楽天銀行をお得に利用できるので、必ず手続きしましょう!お忘れなく!
とりあえず、アドバンスト以上であれば、月に1回はATM手数料無料になります。
口座残高を10万円にしておけば、大丈夫です!プレミアム、VIPにまで行ければなお良いでしょう。
1つデメリットをあげるとすれば、「口座への入金」でもATM無料の回数を1回消化してしまうという点。ですが、1回3万円以上の場合は手数料が無料になるので、「口座への入金」の際は、3万円以上入金すれば問題ないといえます。私はそうしていますよ。
他行宛振込手数料0円!これは大きなメリット
他行宛振込手数料0円というのは、ほんとに大きなメリットです。
家賃など振り込んでいる方もいると思いますが、毎月振込手数料を払うのって勿体ないと感じませんか?
それ以外にも、他の銀行に振込手続きをすることもあると思いますが、振込手数料が無料にできるのは節約になりますよ。(塵も積もれば・・・です)
ハッピープログラムにエントリーしていて、アドバンスト以上であれば他行宛振込手数料を無料にできるので、アドバンスト以上にはしておきたいですね。(アドバンストは月1回)※上の画像を参考に
これが最大のメリット!「楽天銀行」と「楽天証券」マネーブリッジすれば、普通預金金利が0.10%に!
「金利」、これが何より私がネット銀行、楽天銀行にこだわる理由なのですが…
「金利」とはなんでしょう?
「金利とはなんですか?」と質問されたときに、すぐに答えることができますか?
えーっと…?
となってもお気になさらず!
(私も以前は何もわからず、答えられません、といった感じでしたので!)
「金利」というのは、「お金の貸し借りに伴うお金の使用料のこと」です。
「借りている額に対して、支払う利息の割合」「貸した額に対して、受け取る利息の割合」ともいえます。
例えば、100万円を借りたAさんが、Bさんに101万円で返したとすると、金利は1%となります。
普通預金金利について
さて、「金利」についてわかったところで、今度は銀行の「普通預金金利」についてお話します。
先ほども少し出てきましたが、今は「マイナス金利」の時代。
参考:日本銀行「5分で読めるマイナス金利」
多くの銀行、特に大手の銀行では、普通預金金利が0.001%となっています。マイナス金利となったのは2016年からですが、以前は普通預金金利は、0.02%でした。
普通預金金利が0.02%から0.001%になったとはどういうことかというと・・・
100万円銀行に預けると1年間の利息が、200円だったのが、10円になったということです。(20分の1になりました…)
メガバンクに預けても、普通預金金利が0.001%では、限りなく0に近い…。少しでも、普通預金金利が高いところにお金を預けたいな…。
楽天カードも持っているし、楽天市場でお買い物もするし、「楽天銀行」調べてみよう!
こんな感じで、私は「楽天銀行」を調べ始めました。
楽天銀行の普通預金金利について
「楽天銀行」の普通預金金利は、0.02%です。
先ほどの例を用いると、100万円を預けると、1年間の利息が200円になるということです。普通預金金利が0.001%の銀行の20倍。これだけでも、楽天銀行に預ける価値はありますね。
ですが、さらにお得なのは「楽天証券」と「楽天銀行」を連携させること(マネーブリッジ)で、普通預金金利を0.10%にすることができます。
こうなると、普通預金金利が0.001%の銀行の100倍で、「楽天銀行」のみの場合よりも5倍金利が上がることになります。
また先ほどの例を使って、100万円を預け1年間の利息がいくらになるかを考えてみます。
普通預金金利が0.001%の場合、利息は10円
普通預金金利が0.02%の場合は、利息は200円
普通預金金利が0.10%の場合は、利息は1000円
違いはご覧の通り。
ですので、「金利」にこだわってしまうのです。同じお金を預けるなら、少しでも金利が高いところに預けたいと思う方がいたら、ネット銀行、私は楽天銀行をおすすめします。
ちなみに、楽天銀行では普通預金利息は3月31日と9月30日の年2回入金されます。預けている金額が大きくなればなるほど、利息でもらえるお金も増えるので、利息も馬鹿にできませんよ。入金されると嬉しいものです。
【注意点】
「利息」には、原則として20.315%の税金がかかります。楽天銀行で示されている「金利」は、税引き前の年利になりますよ。
年0.10%の場合、税引後は年0.079%となります。
楽天カードの引き落とし口座を「楽天銀行」にすると、普通預金金利が0.04%に!
楽天カードを利用している人は、必見です。
証券口座は作らなくていいや、いらないな、という方で、楽天カードの利用が毎月ある方は、
楽天カードの引き落とし口座を「楽天銀行」にすることで、0.02%の普通預金金利が0.04%の2倍になります。お得!
これは、引き落としがあった月の翌月に適用される優遇金利になるので、毎月楽天カードの利用があり、毎月引き落としがあるのであれば、ずっと0.04%にすることができますよ。
「楽天銀行」と「楽天証券」を連携させる「マネーブリッジ」とは?
先ほどから何度もでてきた「マネーブリッジ」ですが・・・
「マネーブリッジ」とは、「楽天銀行」と「楽天証券」を連携することで利用できるようになるサービスのことです。
ですので、マネーブリッジを利用するためには、「楽天銀行」「楽天証券」の両方の口座を開設する必要があります。なお、どちらも口座開設料、口座管理料は無料です。
「マネーブリッジ」をすることで、得られるメリットには以下のようなものがあります。
①優遇金利(普通預金金利を0.10%に引き上げることができる)
②自動入出金(スイープ)(自動的に楽天銀行⇔楽天証券の資金移動をやってくれる)
③ハッピープログラム(楽天銀行の優遇サービスで、楽天ポイントやレベルが付与される。会員レベルによってサービス内容がグレードアップしていくシステム)
④残高表示サービス(楽天証券のサイトの管理画面で楽天銀行口座の普通預金残高を表示するサービス)
⑤らくらく入出金(簡単に楽天銀行口座から楽天証券口座に資金を入金できるサービス)
参考:楽天銀行 よくある質問「らくらく入金と自動入金(スイープ)の違いを教えてください」
「マネーブリッジ」には、これだけのメリットがあるので、楽天銀行を利用する方は、楽天証券の口座を開設してもよいのかなと思います。
繰り返しになりますが、口座開設料・口座管理料は無料なので、とりあえず両方の口座開設をしてマネーブリッジをする、というのも一つの手です。
ちなみに、「マネーブリッジ」を使うのにお金はかかりませんし、デメリットは特に思い浮かびません。楽天銀行をよりお得に利用するためにも「マネーブリッジ」の設定は本当におすすめします。
楽天証券の魅力は、楽天ポイントを使って資産運用ができる!
楽天証券では、楽天ポイントを利用して、投資をすることが可能です。
2017年からサービスが開始され、はじめは投資信託の購入や積立のみでしたが、今では国内株式(現物)も楽天ポイントで購入が可能になりました。(凄い!)
私は、基本的に楽天ポイントはすべて投資に使っています。
現金を使わずポイントのみで購入している投資信託もありますよ。100ポイント(100円)以上であれば投資信託の購入はできるので、ポイントが溜まった時には購入しています。
塵も積もれば・・・なので今ではポイントだけで購入している投資信託もプラスになっていますよ。現金と同等の価値で楽天ポイントが利用できるようになり、うれしい限り。
現金は使わずに、ポイントで資産運用をはじめられるというのはとても良いですよね。ポイントで資産運用ができる時代、よくよく考えるとすごい!
ちなみに、「期間限定ポイント」は投資には利用できないので、こちらは楽天市場でのお買い物で利用しています。
さいごに
「楽天銀行」、「楽天証券」について解説してきましたが、いかがでしたか。
金利、手数料、ポイント、いろいろな角度から見てもそれぞれメリットが多いことがわかったと思います。
たかが金利、たかが手数料、たかがポイントかもしれませんが、コツコツ利用するとその差は大きいです。
「塵も積もれば山となる」 この言葉がぴったりですね。
以前もお話しましたが、私はメインカードはJALカードを利用、JALマイルを貯めています。
ですが、楽天カード(無料)も持っていますし、楽天市場でお買い物もします。
基本的にさまざまなポイントは、JALマイルに交換することにしていますが、楽天ポイントはそのまま楽天経済圏で利用しています。先ほどお話しした通り、楽天ポイントはすべて投資に回しています。(期間限定ポイントは楽天市場でのお買い物に)
楽天証券の口座開設は無料なのでとてもおすすめしますが、まずはネット銀行の楽天銀行の口座開設からでも、良いと思います。
楽天証券も楽天銀行も同時に口座開設をしたい場合は、楽天証券から行うと、スムーズです。
楽天カード利用者やネット銀行口座を持っていない方など、私は「楽天銀行」をおすすめします。利用者もとても多いので是非!
上手に活用して、コツコツとお金を増やしていきましょう。
おまけ
最近買ってよかったものの紹介です。
(本記事とは全く関係ありませんが、おすすめしたいので載せます)
この、キャベツの千切り用ピーラーです。
家事ヤロウ!!! で紹介された、「ピーラーの魔術師」こと浜名ランチ(ハルカラ)さんが紹介していたもので、つい最近私も購入しました。
お店みたいな千切りキャベツができますし、何より洗い物が楽なので買ってよかったな~と思う商品です。
浜名ランチ(ハルカラ)さんのブログでも紹介されていますので、ご興味ある方はチェックしてみてください。